2008年2月28日
報道関係 各位
<案 内>
袴田事件弁護団による再審請求特別抗告審、最終意見書の提出
および袴田事件の再審を求める元世界王者らの法務省要請行動
静岡・東京支援団体の法務省・最高裁要請行動について
袴田事件弁護団は、特別抗告審でこれまで主張してきた内容を最終意見書としてまとめ、3月4日午後1時に最高裁に提出します。
また、日本プロボクシング協会「袴田巌支援委員会」は、犯人とされ、今でも死刑囚として囚われの身となっている元プロボクサー、袴田巌さんの身柄開放と再審開始を訴えるため、支援団体である『袴田巌さんの再審を求める会』および『袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会』と連携し、下記のとおり行動いたします。
3月4日(火) 午前10時40分
弁護士会館玄関前に、日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会・大橋秀行委員長をはじめ、多数の元王者が集結、袴田事件弁護団や袴田巌さんの姉・袴田秀子さんらと共に、法務省まで全員で行進をし、鳩山邦夫法務大臣に対し、獄中42年に及ばんとする袴田巌さんの身柄拘束に関して、何らかの法的措置によって、現在の拘束されている身柄の解放を訴えます。また同時にその主旨でこれまで集めた要請署名を法務省担当者に手渡します。
なお、日本プロボクシング協会をはじめとする袴田巌さんの支援団体が、今回のように法務省に袴田さんの処遇などの改善を要請することは初めてです。
同 日 午後1時~午後1時30分ごろまで
袴田事件弁護団は、最高裁判所西門に午後1時前に集まり、1時過ぎに最高裁の中に入り、最終意見書を提出します。同時に第2小法廷担当調査官と面談を行います。
なお、提出した最終意見書は、その内容の解説も含め、午後2時30分より司法記者クラブで発表します。
同 日 午後1時10分~午後2時
袴田巌さんの再審を求める会と袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会は、同日の法務省での要請行動を行った後、最高裁判所東門に場所を移し、昨年5月8日に引き続き三回目の最高裁要請行動を行います。この行動で新たに集めた一日も早い再審開始をという署名を提出すると同時に、支援者一人ひとりが、応対に当たる最高裁担当者に、直接再審開始の実現を訴えます。
袴田巌さんとの面会について
なお、前日3月3日、午前11時に袴田巌さんの姉・袴田秀子さんが東京拘置所に袴田巌さんとの面会を求め、先日に本ボクシングコミッションから授与されたライセンスを見せ、弁護団の活動、日本プロボクシング協会の法務省に対する働きかけの予定などを報告してきます。
面会の様子などは、弁護団の会見時に報告いたします。
マスコミ各位におかれましては、密室・長時間の自白の強要、異例の公判途中での冒頭陳述の変更、きわめてねつ造性が高い5点の衣類の存在、一審判決評議の裁判官の意見の対立およびその告白など、冤罪の疑いが極めて濃いこの事件の重大性に鑑み、一日も早い再審開始が実現するよう取材、報道をよろしくお願いいたします。
袴田事件弁護団
弁護団長 西嶋勝彦
日本プロボクシング協会 袴田巌支援委員会
委員長 大橋秀行
袴田巌さんの再審を求める会
事務局長 鈴木武秀
袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会
代表 楳田民夫
なお、このリリースに関する問い合わせは
袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会 事務局
電話 054(366)2468 FAX (366)2475
もしくは、事務局長 山崎 (携帯 090 8547 4618)
まで お願い致します。
(電話での問い合わせは可能な限り午後4時30分以降にお願い致します)
袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会
424-0006 静岡市清水区石川本町16-18
Tel 054(366)2468 FAX(366)2475
代表:楳田 民夫
事務局長:山崎 俊樹